鍼治療について
鍼灸治療が効果を示す症状の多くは、運動器系に起因するものが多く、したがって受療者の多くは、腰下肢痛、膝痛、頚肩腹痛が占めています。一方で鍼灸治療は健康維持増進に寄与すると言われ、東洋医学でいうところの「未病治」の概念に基づく治療手技が古くから行われています。
いまだ症状の改善、病気の治療、予防に関する鍼灸の効果については一定の見解を得てないのが現状です。
鍼治療について
鍼灸治療が効果を示す症状の多くは、運動器系に起因するものが多く、したがって受療者の多くは、腰下肢痛、膝痛、頚肩腹痛が占めています。一方で鍼灸治療は健康維持増進に寄与すると言われ、東洋医学でいうところの「未病治」の概念に基づく治療手技が古くから行われています。
いまだ症状の改善、病気の治療、予防に関する鍼灸の効果については一定の見解を得てないのが現状です。
米国国立衛生研究所(NIH)合意形成声明によると
「成人の術後や薬物療法時の吐き気、嘔吐、および歯科の術後痛に鍼が有効であるという有望な結果が得られている。また、薬物中毒、脳卒中のリハビリ、頭痛、月経痛、テニス肘、線維性筋痛、筋筋膜性疼痛、変形性関節炎、腰痛、手根管症候群、喘息などに対しては、補助的ないしは代替的治療法として、あるいは総合的な管理計画の中に含めて、鍼を利用すれば役立つ可能性がある。」(以上抜粋)と述べられています。
つまり、身体に起こる痛みに対して鍼治療が有効であるという多くの研究結果が報告されています。
当院では、腰痛・肩こり・膝痛の痛み等に対して鍼灸治療を受ける患者様が多いです。
鍼をもって身体表面の一定部位に、接触または穿刺、刺入し、生体に一定の機械的刺激を与え、それによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、予防または治療に広く応用する施術です。
鍼治療を行うと身体では何が起こるのかというと…
・鎮痛系の賦活
・血行促進
・体性-内蔵反射
・体性-自律神経反射
・免疫系の活性化
などが挙げられます。
難しい言葉が出てきましたが、まとめると、血行を促す、痛みを抑える、自律神経に作用して内蔵、血圧、免疫系に働きかけるなどの効果が挙げられます。
~より痛くない鍼治療のために~
当院では、鍼治療用の鍼の中でも特に細い鍼(0番鍼=直径0.14ミリ)を扱うことが一番多いです。
これは、鍼治療に伴う痛みを出来るだけ抑えようと考えている院長の治療スタイルからたどり着いた結果です。
患者様と鍼治療の話になると「痛くないですか…?」と不安そうに聞かれることがほとんどです。
注射針と同じように思っている方が多く、そのように聞かれるのだと思います。
採血や皮下注射で使用される注射針の直径は0.50~0.70ミリで、鍼治療用の鍼はその1/3程度の太さです。このことからも鍼治療では痛みを感じにくいと言っていいと思います。
また、鍼治療に慣れた患者様では鍼による「響き」を求める方もおられるかと思います。
使用鍼を変更したり鍼に通電したりなど、刺鍼方法を変えたりしながら対応させていただきます。
当院では、ディスポーザブル(使い捨て)鍼を使用し、消毒等の衛生管理も行っているのでご安心いただいて治療を受けてください。
はり治療の際、輻射熱を利用して使います。
美容鍼について
美容鍼は美容を中心に行う全身の鍼灸治療方法で美顔鍼もその中の1つです
顔だけ行う鍼灸院が多い中、当院は顔だけではなく、両上肢・両下肢・頭部も使用して美容鍼を行っております。
東洋医学では体の健康は皮膚にも表れると言われ内臓が悪くても皮膚の色に出てきます。
また精神的な問題で自律神経を乱すと皮膚組織は非常に敏感な為、体表に表れて来やすいと言われております。鍼灸治療を行い、自律神経を調整し治療する事で心身から健康な状態を実現し、皮膚組織を健全な状態にする事が美容効果として現れて来ますが、中々短期間では効果が表れにくい面もあります。その反面、効果が出ると非常に持続されると言われており、世界保健機構(WHO)でも鍼灸治療は美容効果があると認められています。
多くの国で美容鍼灸治療が行われておりヨーロッパや特にアメリカでは薬や外科的な治療以外での健康意識の高まりがあり美容目的での鍼灸治療の人気は非常に高まっています。
日本でも芸能人など有名人もたくさん利用されているのがSNSなどを通じてわかるようになって来ております。また中国でも一般的な病院内に美容鍼灸科があり医師と同等の地位があります。
治療効果の症状として肌荒れやしわ、たるみ、くすみ、浮腫み、目のくま、肥満、脱毛、
顔色の改善、ニキビ、蕁麻疹、アトピーなどに効果が期待できます。
自律神経の調整が一番の目的なので治療の際は心からリラックスできる環境で治療が出来る事が重要であり心身両面からの同時治療を目的としております。
顔に鍼を刺入する事で顔面皮膚組織の代謝亢進や血流改善、筋緊張緩和などの効果により
しわやくすみ浮腫みなどのお肌トラブルを改善します
ただし目の周囲は大変血管が多く内出血を起こしやすいため患者様との了解または説明と同意(インフォームドコンセント)が重要です。
そもそも私が30年鍼灸治療してきて感じた事は、鍼効果は鍼を刺入した事により皮膚組織、筋組織が傷つけられ、本来持っている体の防衛反応が起こり、刺されたから治さなきゃいけないとの指令が起き、修復時に一緒に悪い箇所も修復して治療効果になっているのではないかということです。そのため治療箇所をしっかりと間違えず刺入すれば治療効果が上がると考えています。これを応用して顔に鍼を刺入することで皮膚が活性化され、新しい組織が生まれお肌が美しくなっていきます。
顔には特に細い血管が多く内出血をしやすくアザが出来ることがあります。特に目の周囲、頬などがありますが、数日でとれます。稀に腫れることがありますので、患者様の理解が十分必要です。治療、施術する場合、同意書を頂くことが望ましいです。
1. 化粧水や化粧品を使用して美しくなること。
2. 美容外科に行うボトックス、フィラーなどを使用しシワ改善やえらの縮小をする、フラックセルレーザーでしみとり、また美容整形で顔を変えるなどがあります。
3. 美顔鍼 。鍼刺入により本来持っている自分自身の免疫を利用し顔を美しくする美容免疫療法と、私は謳っています。
灸治療のメカニズム
灸とは直接皮膚の上の一定部位に艾を置いて、それに点火し、生体に温熱的刺激と火傷とを与えて、それにともなって生ずる生体の反応を利用することを目的としたものです。
お灸は、やけどをさせて治療効果を生むのですが、当院ではできるだけ熱くない治療を心がけています。
写真向かって右側のお灸(温灸)は、熱いというよりも温かい、気持ちのいいお灸で患者様からも好評いただいております。熱くなってきたら取ってしまえばいいので、やけどの心配はありません。
向かって左側のお灸はこのまま焼き切ってしまえば透熱灸、途中で火を消したり熱くならないような処置を施した場合は知熱灸と呼ばれます。米粒よりも小さく作るので、やけどは起こしますが皮膚が赤くなる程度で3~7日ほどで皮膚の赤みもなくなります。
当院では、肩こりなどのほかに、捻挫や足底筋膜炎(足裏の痛み)など、急性期の治療でも患者様の希望によりお灸を行うことがあります。
当院では通常の診療代に加え、下記の料金で自由診療(鍼、灸、延長マッサージ)を行っております。
ご希望の方は受付にお申し出ください。
※鍼灸につきましては医師の同意書がある場合は保険診療でできます。
鍼灸治療 | 局所コース | 1,500円 |
美容鍼 | 3,500円 | |
延長マッサージ | 10分~ | 1,200円~ |